DUCK COVERALL BLANKET LINER AGED

大戦が落ち着き始めるアメリカ。各地の鉄道現場や造船所、広大な農場で、昼夜を問わず働く男たちの背を支えたのは、厚手のダック地にブランケットライニングを合わせたカバーオールだった。耐久性と機能美が極みに達した1950年代、その無骨な魅力は時代の象徴となった。

本作は、当時の空気感と完成されたワークウェアのクオリティを現代に落とし込んだ一着。身頃にはヘビーオンスのダック地を、裏地には温もりのブランケットを配し、日々の作業で知らぬ間に付いたペンキ跡や擦れ、味わい深い破れを加工で再現した。

1880年代からワークブランドとして築き上げた機能性と無骨さのDNAを宿しながら、現代の街にも自然に馴染む風格を備えた渾身のプロダクトに仕上がっている